ロシア人に伝えたい便座の使い方

ロシアでは、トイレは座るとこじゃありません。
「中腰になってかがむところ」です。

さて、その理由は次のうちどれでしょうか?

1)便座がついてないから。
2)便座はあるが、今にも壊れそうだから。
3)便座はあるみたいだが、お尻をつけられないぐらい汚いから。

答えは、どれも正解。

ロシア人も、1~3もしくは何らかの理由があって便座に座りはしません。
その証拠に、多くの便座にはくっきりと「靴跡」が残ってます。
おそらく、便座に乗っかって、用を足すのでしょう。
姿勢が不安定なせいか、残念ながら狙いの定まらない「はみだしもの」を見かけることも。

ったく、う○こは便器の中にするもんだよーっ。

ちなみに、比較的建物が新しくキレイだと思われる場所でも、便座はあっても掃除の行き届かないトイレは見受けられます。
本当に、油断は禁物です。
「はずれ」が少ないのは、何と言ってもマクドナルド。
ここでは掃除もある程度マニュアライズされてるみたいです。
ただ、そのかわりしょっちゅう「清掃中」マークになりますけどね。

一度お尻をつけないで用を足すと、いかに便座に座れることがシアワセかを痛感します。
見かけ以上に腰に負担がかかるので、腰痛持ちや腰に爆弾を抱えている人は要注意です。
座れない便座がついてるくらいなら、いっそ和式便器のように低い「便穴」のほうがマシ!と何度本気で思ったことか。

大昔は少なかったのかもしれない便座も、今ではホームセンターなどでいくらでも売っている。
陶器製・木製など、日本でもなかなか見ないオサレな便器もたくさんある。
ここはぜひお店の人にお願いしたい。
便座を売るときには「これはやさしく座るものですよ」と付け加えてほしい、と。
間違っても、上に乗って用を足すもんじゃないぞ、と。




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